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Kamoshirenai Music Video By Richard / Music : seasunsalt

Liner Notes part.1

◆『かもしれない』MV監督インタビュー

ふじた(以下ふ):

今回は「かもしれない」リリース&MV公開に際して、特設ページ用にリチャード監督にお話を聞こうということで、開始です。リチャード監督、釜瀨くん、よろしくお願い致します!

リチャード(以下リ):よろしくお願いします!

釜瀨(以下か):お願いします!

ふ:お話を進める前に、改めて素敵な映像をありがとうございました!リチャくんはいち早くS N Sでもコメントしてくれていて。

リ:なんかね、嬉しいですねすごく。公開できたことが。

か:僕たちもですね。

ふ:公開して、周りからの反応などはどうですか?

り:普段そんなに連絡を取らないような人からも連絡が来ました。

ふ・か:へぇええ〜

リ:それこそ、この前話したkojikojiちゃんとか。リスナーさんでも古参の方たちがリアクションをくれたりしましたね。周りの映像関係の人たちもイイネしてくたり。

ふ:それは嬉しいですねぇ。

リ:映像に携わる人たちからも連絡をもらえたりして、個人的には「作品」を作れたなぁと思いました。

ふ:実際色味なども含め、今までのリチャくんの作風と違いますよね。

リ:昔から作品を見てくれて居る方々には、成長という捉え方をしてもらえたみたいで。

か:新しい一面を見られた、ということですかね。

リ:とにかく映像が綺麗、というのでもご連絡もらえたり、脚本がいいねと言ってもらえたり。色々な形でリアクションをもらえて、作ってよかったなぁって。

ふ:本当によかったよね。…おめでとうございます!

リ・か:おめでとうございます!!

ふ:せっかく素敵な映像ができたので「公開しました!」で終わるのは少し寂しいしもったいないなと思いまして。

リ:ふんふん。

ふ:「かもしれない」も収録されるseasunsaltの1stアルバム『Half dreaming, morning rays.』の発売日までに少し間があるということで、特設ページを設けてMVの小話などを少しづつ載せていこうかなと思いたったわけです。

リ:いやぁ、光栄ですね。

ふ:とんでもないこちらこそ!早速ですが、今回のMVの中には「これはどういう意味だろう?」という部分がいくつか存在すると思います。

リ:はい。

ふ:そういう意味でも何回も見て自分なりの解釈を探してみてほしい作品ではあるのですが、とはいえ監督であるリチャードくんの言葉でも説明みたいなものをみんな求めてるんじゃないかなと...!

リ:笑。ですね、ライナーノーツというか。

ふ:そうですね。その前にまずは公開して、ご自身の気持ち的にはどのような感じですか?

リ:僕的にはいつもと公開の際のバイブスが違いました。普段あまり発信しないんですけど。

ふ:へ、そうです?

リ:発信はするけれど、今回はより主張しているというか。我が子を世に送り出す気持ちですね。

ふ:同じく世に送り出すのでも、今までとは違う感覚なのですね。

リ:学校で例えるなら、今までの作品がステップアップしていくという意味で「進級式」、今回の作品はジャンルもテイストも変えたので「入学式」のイメージでした。

ふ:なるほどね。この流れで釜瀨くんにも聞いちゃお。

か:僕ですか(笑)。

ふ:釜瀨くんがseasunsaltに関わってくれてから初めてのMVになるとは思うのだけれど。

か:そうですね、自分がギターを弾いた音源にこんなに綺麗な映像がついて作品になって。とてもうれしいです。

ふ:うんうん。うれしいよねぇ。


◆どういう経緯でMV監督オファーに至ったか

ふ:sancribのMVをリチャくんが撮っていたのだよね。

リ:そうですね。

ふ:sancribはseasunsaltと同じ事務所で。その繋がりでリチャくんを紹介してもらったのが始めかな。sancribとはどこで出会ったのだろう?

リ:sancribボーカルの大川内くんからTwitterでDMをもらって。コミュニケーションを取るために話したのが昨年の4月5月くらいですね。

ふ:へ、じゃあ割と最近のことなんだね?

リ:ですですです。

ふ:ということは最初からMVのための話をしていたわけじゃないんだ。

リ:そうですね、今後のためにも繋がっておきましょうという感じで(笑)。実際sancribのMV(「春風に吹かれて」)を撮ろうとなったのは、8月9月ごろ。撮影したのが10月でした。

ふ:リチャくん、撮影してからMVが出来上がるまでの期間が短いというか、多作な感じがします。

リ:どうなんですかね、、、例えば巨匠である加藤マニさんは僕とは比較にならないくらい作っていらっしゃって、年間で50本以上という目標でやられていると思うのですが。僕は昨年が30本ちょいくらい制作させて頂いて。

ふ:すごい!

リ:今年は月2本くらいのペースでラフにやれています。

ふ:映像を普段扱わない身としては、それだけの作品をそのペースで制作することはすごく大変なことなのではと思ってしまいます。

リ:音楽制作にしてもそうだし、人によるとは思います。僕の場合は「作品」か「商品」かでも、比重が変わってくるというか。

ふ:なるほど。

リ:今回のseasunsalt「かもしれない」のMVに関しては、「作品」寄りで作らせて頂いたこともあって、自分の頭の中で考える時間も長いし。それでも制作に費やした期間は1ヶ月ちょっとですが。意外と早いのか?(笑)

ふ:ね(笑)。

リ:キャリアでいうと僕はちょうど2年くらいで。

ふ:本当にびっくりする、、、!

リ:ですです。先ほど、大川内さんと会ったのがけっこう最近だという話をしていたと思うんですけど。出会ってから1年とはいえ、僕からしたら映像作家としてのキャリアのうち半分の地点なので、最近じゃないというか。

ふ:むしろ付き合いが長い感覚なんだね。

リ:ですです。

ふ:なんだかここまでくると、リチャくん自身の話を聞きたくなっちゃったなぁ。なぜ映像作家になろうと思ったのか、とか!

リ:お(笑)。

ふ:なぜその道を選んだ!

リ:ちょっと端折りながら長い話をするんですけど、、、(笑)。


part.2 へつづく 

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